ここ数年、そして最近色々あったこと

※注意※

趣味の話ではなく、実生活の話です。

面白い要素はありません。

自分の備忘録、気持ちの整理として書くものです。

読む場合はご了承程お願いします。

 

【1】ここ数年のこと

俺はX(Twitter)を主なSNSの場として使っている。

昔はTLにずっと張り付いて呟いたり、ふぁぼったり…

Twitter上でできた友人とも呼べる人ともよく通話しながら遊んでいた。

ところがここ数年はIN率が減って、中には心配してくださっていた方もいたかもしれない。(自意識過剰か)

色々と理由はあるのだが、大きい理由は、仕事環境が変わったことと、パートナーができたことだ。

 

まず仕事環境だが、 一昨年の6月まで俺は実家の会社で働いていた。

新卒で入った東京のブラック企業を3年程務めた後、実家からの要請で戻ってきた形だった。

実家にいた頃はゲーム配信などもして、割とネット活動は活発にしていた。

しかしながら、実家に戻って1年と少したった頃、親は自分で呼び戻しておきながら、俺を再度ほかの職場に行けと言い出した。

俺の実家は技術職で、親は自分の力では俺を立派な職人にできないとかなんとか言って、また別の所で修行してこいとの事だった。

それを承諾して、自分で転職先を決めて、実家を離れた。

新しく入った会社は、東京で働いていた所よりはブラックでは無いが、規模が大きい会社だったため、実家よりも忙しく、回ってくる仕事量も、関わる人間の数も多かった。

どうにも自分は、関われる人間の量が一定数決まっているタイプみたいで、ネット活動に割けるリソースがなかったのだろう。

 

そしてパートナーの存在だ。

今も同棲しているこのパートナーは、一昨年に実家を離れる前から付き合っていた。

俺が実家を離れて県外に引越したとほぼ同時に、彼女も俺の引越し先に来て、一緒に住み始めた。

彼女はそこまで趣味が被っているという訳では無いが、Twitterをやってるタイプのオタクではあったので、共通言語は多かった。

趣味に対する温度感も似ていて、お互いの趣味を否定することもない、話しやすい関係だ。

そうなると、普段Twitterに呟いていたことを、パートナーに言う。

そうすると自分の中で、もう呟きたい欲が発散されてしまうのだ。

 

ゲーム配信にしても、パートナーは「人がプレイしてるのを見るのが好き」なので、俺がゲームして見せる。

こうしてると俺の中の「ゲーム見せたい欲」が発散されてしまった。

これもネット活動が少なくなった大きな理由だ。

 

【2】ここ最近のこと

そんな感じで2年ほどは、修行先で働きながらパートナーと同棲していた。

2年の間に、彼女を実家に連れて行って、挨拶したり、彼女の実家にも挨拶にいったりした。

俺の両親に挨拶に行った時は、両親側が「もうすぐ結婚して、帰ってきたら子供を作ったら」などと性急なことを言ってきて、困惑することもあったが…

仕事の方も、人手不足だから…という点もあるが、なんだかんだ同じ職種に着いて6年は経っていて、それなりの経験もあったので、新人やアルバイト、パートさんに教える側、仕事を組み立てる側になっていき、職場内の立場も上がっていった。

すると2023年の初めの頃、父親から「今年の7月に実家に帰ってきてまたこっちで働いて欲しい」と言われた。

戻ることについてはその時はそこまで嫌ではなかったし、7月まで時間もあったので承諾した。

だが、実家に戻るにあたってハッキリとさせないといけないことがあった。

 

ハッキリさせたい事は主に3つある

 

①パートナーは一緒に働けないこと

②子供は作らないこと

③俺達の関係に過度な干渉をしないこと

 

①パートナーは現場で一緒に働けないこと

実は、パートナーは精神疾患(鬱病など)を抱えており、外に出て働くということが難しい状態だ。

以前は外に出て仕事をしていたが、勤務中に心理的、精神的な負荷で倒れてしまった事が何度かある。

いわゆるドクターストップだ。

家の中でなら仕事ができるので、2年間は家事やwebライティングの仕事(販売サイトでおすすめ商品の記事を書いたり、動画の台本を作ったりなど)をフリーランスで受けていたりした。

 

俺の両親は家業を共働きして成り立たせており、俺の結婚相手も一緒に働くことを望んでいた。

しかし上記の理由で両親のその望みを叶えることは難しい。

 

②子供は作らないこと

また、パートナーは生理不順などの産婦人科系の症状も強く、妊娠、出産は少し難しい状態だ。

不妊治療などを行えば、出産自体は可能だろうが、上記の精神的な病も考えると、俺達、そして俺達に育てられる子供の発育にも悪影響が出る確率が高い。

俺自身の考え的にも、自分の人生において子供を育てるという場面はあまり必要ではないと考えていて、もし違うパートナーと付き合っていても、自分からパートナーに子供を作りたいと迫っていたとは考えづらい。

そもそも、自分自身が生きるのに精一杯で、子供を育てるという余裕が無い。理由は複数あるが、俺が幼い頃から劣等感に苛まれていて、人生をそこまで良いものだと思っていないというのも大きい。(今まで自分に良くしてくれた人達、友人には勿論感謝しているが)

わざわざ産ませて、こんな辛い事を味わわせるものでは無いという考えが俺の中にはある。

俺が心情的に子供を作りたくないと同じ様に、彼女も子供は作りたくないと思っている。

彼女は俺と付き合う前、放課後児童支援員(学童の先生的なこと)を仕事にしていた。

そこではざっと100人を超える子供たちを看ていたのだが、その仕事の中で問題行動を取る子供というのは必ず出た。例えばすぐ喧嘩するだとか、暴力だとか…

学校と同じように、学童内で起きた問題行動は親御さんたちに説明しなければならない。

その時に親御さん達に対面したり、対面する前に事前に情報を仕入れたりすると、やはりと言うべきか…家庭内に何かしらの要因があったりするケースが多かったそうだ。

そういった場面を散々見てきた事もあり、子供を育てるという事の難しさから、自分にはとても子供を育てられないと思っているらしい。

 

俺の親は普通に子供(親からすれば孫)が欲しいという考える人達なので、俺たちは子供を作らないと、実家に帰る前にハッキリ言っていかなければならなかった。

 

③二人の関係に過度な干渉をしないこと

上記の2つを了承する事に加えて、家に突然訪問しないこと、俺の仕事に過度に口出ししないことだ。

 

まず家に突然訪問しないこと。

こんなこと当たり前だと思われるだろうが、俺の親にはそう思わせない前科が3回ある。

 

1回目は俺が東京のブラック企業で働いていた頃、俺に事前に言わないで、俺の家に来たことがある。

平日だったので、俺は当然仕事で不在。大家さんに挨拶に行ったと言うが、事前告知無しで来られるのは、俺としてはあまり良い気分ではなかった。

 

2回目も東京のブラック企業で働いていた頃。

これも事前告知無しで俺が働いている所に突然来たのだ。

だいぶ上の方で俺の職業は技術職と話したが、工場に篭って製造だけする仕事ではなく、販売も同じ店舗内でやる仕事だ。普通のサラリーマンとかよりかは職場に来ること自体はおかしいことでは無い。

しかしながら、同じ職種で働いている両親だったら、急な来客の対応が仕事に支障をきたす事ぐらいはわかってほしかった。

事実、俺の両親はお土産だとか言って、大量に商品を買っていった。

売上には繋がったが…その対応で仕事は停滞した。

その時の俺の気まずさったらなかった。

ブラック企業なので、当然上司はとても厳しい。帰ったあと何言われるんだろう…と心の中は戦々恐々だった。(普通に従業員の身内をボロクソに言う上司だったので)

 

3回目はパートナー同棲を始めた頃だ。

パートナーを連れて、自分の両親に挨拶に行った時に明かされたのだが、この時も事前告知なしで俺の勤めていた店に行ったらしい。

その日俺はたまたま休みだったので店で会うことはなかったが、その時に俺の家の前を通って軽く見て行ったらしい。

 

以上の事を踏まえると、両親と同じ会社内で働き、通勤のために近くに住むのはキツい。いつ俺達の家に来るか、そんな風に怯えて暮らすのは嫌だった。

俺の一人暮らしならまだしも(当然嫌だけど)、2人暮らしのプライベートな空間に訪問されたら…相当なストレスだし、ある意味で恐怖だ。

 

そして、俺の仕事に過度に口出ししないこと。

俺は立場上社長の息子になるので、行く行くは会社の実権継ぐ。

実家に戻って働く時も自分としてはそれなりの経験を積んだので、実家の会社の問題点も見えてきていた。

そこを改善していく時に、親から口出しされては、仕事が歪になる。

俺の父親はかなり強権的な人間で、幼い頃から俺は恐怖で従わされていた。

父親本人にその気は無いかもしれないが、俺はそう感じてきた。

従業員に対してもそれは同じで、しょっちゅう声を荒げていたのを見ていた。

そんな人物に影響を受けながら経営をしていては健全な会社とは言えない。

だから俺が実家に今度戻った際には、仕事の面でも、過度に干渉してこないで欲しかった。

 

以上がハッキリさせたいことと、その理由だ。

 

これらの事を俺の両親に伝えなければならないのだが…口頭で伝えるのは自信がなかった。

なぜなら、俺は上記でも語ったように、幼い頃から父親に恐怖していた。

怒られる対象が俺であっても、俺じゃなかったとしても、人や物に当り散らす様は恐怖でしかなった(家の壁に穴空いてたりとかね)。

そのうちに俺はなるべく怒られないように行動し、父親の顔色を伺いながら生活していた。

父親の顔を直接見て正面から話そうとすると、たとえ日常会話の怒ってない時でも、緊張して声が震えて、顔が熱くなり、時には自然と涙が出るような感覚もあった。

それだけ刷り込まれた恐怖というのは大きい。

2年間、自己を肯定してくれるパートナーと同棲したり、職場で半ば管理職のような仕事をやっていたなどの経験から、昔よりは自分に自信が持てて、多少は父親への恐怖は軽減したと言っても、①②③の様な、今後の人生において重要な事を対面で話すのは難しい…

出来たとしても正確に伝えられるとは思えないと思った。

 

そのため、パートナーの提案もあり、これらを文章にして送ろうということになった。

 

上記の①②③のものに加えて「これらを了承し、守れなければ、俺たちが店を継がずに出ていくか、両親が出ていく」という条件をつけた文章を書いて、郵送した。

「了承した場合はサインをして返送するように」とも書き添えて。

 

 

送ってから数日が経ち、その間俺とパートナーは返信を待っていた。

すんなりとサインされて戻ってくるとは思っていなかったが、到着したであろう日を超えても、届いたというメッセージすら来なかったのだ。

 

1週間近くたってもなんの音沙汰も無かったので、嫌々ながらもこちらから連絡をとった。

対面ではなく、電話でならまだ話せる(本来は避けたかったが)と思ったので、LINEでアポイントを事前に取り、夜に電話した。

 

そこで両親が話した内容は主に

 

・あんな文章が来てびっくりした

・干渉を避けなければならないと思って返信ができなかった

・子供を作らないなら、籍を入れるのはもう少し待って、とりあえず実家に帰ってきて欲しい

・子どもはその内治療が上手くいって産めるようになるかもしれない(俺達の心情の部分はイマイチ理解してない)

・経営を任せるという内容には了承する

・この文章にサインして送り返すことは出来ない

・代わりに近日中に回答書を送る

・とにかく帰ってきて親に楽させて欲しい

 

という感じだった。

 

聞いていて思ったのは、文章を斜め読みしかしていないなということと、上手く体裁を保っているつもりだろうが、こっちに対する嫌悪感があるのだろうなということだった。

両親曰く、びっくりしてまともに読めなかった、具合が悪くて読めなかった等々言っていたが…

 

「干渉して欲しくない」という文章には「実家の会社に戻ってから」と書き添えしたし、子供を産めないのではなく、産まないという選択をしているというのをわかっていなかった。

両親が言ってきた、籍を入れるのを急がなくてもいいんじゃない?という言葉は、子供を作れない、精神疾患のあるパートナーを拒んでいる様にしか聞こえなかった(後述するが、この時両親は本当にパートナーのことを受け入れたくなかったようだ)。

前に、パートナーを連れて俺の両親に挨拶に行った時は「すぐ結婚して、子供を作ったら」と言っていたのに、だ。

この意見の変わりぶりは、言葉に裏があると思わせるのに十分な違和感だった。

また、電話で約束していた返答書も来なかった。(未だに貰っていない)

最低限、返答書を貰わないと引っ越すつもりもなかった。

ここで妥協してしまえばまた言いなりになる…と思っていた。

 

しかしながら当時の勤め先には7月末に辞めると事前に伝えていたので、退職せざるを得なかった。

 

結局、文章にサインも返答書も貰えないまま退職の日は来てしまった。

忙しくて返答書を作成してる時間がなかった…と両親は言っていた。

 

通話で話し合った結果、妥協点として

 

・子供を作らないのは認める、結婚のタイミングもそちらで決めていい

・俺達の家に来ることは無い

・経営には口出ししない

 

ことを約束した。

 

そしてパートナーと2人暮しする新居を決め、契約し、引越しをして…と8月の末に地元に戻ってきた。

 

【3】 実家に帰ってきて

8月の末に戻ってきた俺は、実家の会社で働いた。

経営を任せてもらうと言っても、引き継ぎ等があるので、しばらくは両親も一緒に働く。

正直うっとうしいが、少しの辛抱…と思っていた。

パートナーも現場に出ることはできないが、フリーランスの仕事での経験を活かし、SNS運用やそれらに掲載するための商品の写真撮影/加工/編集、店内に掲示する用のチラシの作成、Web予約のオペレーション、バイトの募集など会社に貢献してくれていた。

SNSもWeb予約も以前からやってはいたのだが、母親がやっつけ仕事でやっていたので、整備されていなかった。

それを整備し直して、お客様、従業員双方に見やすく、分かりやすくしてくれた。

9月頭から始めたパートナーのネット上での販促活動が、売上アップや集客に繋がってきていた。

綺麗に写真撮影し、SNSにあげてくれるので、俺の商品を作るモチベーションアップにもなった。

 

しかしながら、両親、特に父親はそれを仕事とは認めなかった。

パートナーを社員登用せず、報酬も支払ってくれない。

俺に労働力として帰ってきて欲しかったから、通話時には俺とパートナーのことを認めたフリをしていたが、行動には移してくれなかった。

 

このまま地道に続けていき、SNSやWeb予約がお客様にも浸透していって、売上が上がれば認める…という望みを持って、パートナーは日々仕事をしてくれていた。

パートナーは、賃金が欲しいのは勿論だが、それ以上に「社員登用」という形の信用が欲しかったのだが…それはこの1ヶ月と少し、叶っていない状況だ。

 

そんなある日、ついこの間の事だ。

俺と両親が職場で大喧嘩した。

理由は父親が従業員の小さなミスで怒鳴り散らしていたからだった。

まだ早朝だったこともあり、その場には俺と両親しか出勤していなかった。だからその従業員が直接怒られていた訳では無いのだが、その怒りがあまりに正当性がなく(※注1)、うるさいので俺が父親に反論したのだ。

 

2年前の自分とか、いつもの自分だったら、我慢してスルーできていたのかもしれないが、その日は朝から父親はなんだか1人でバタバタしており、また別の従業員の陰口を言ったりと、俺の心境も穏やかではなかった。

そんな時に、大声で騒ぎ出して、俺も噴火してしまった。

 

父親は、実家の会社でしか働いたことの無い、会社の2代目経営者だ。

そのため、従業員側の気持ちがわからない…とは本人も以前言っていた。

だからこそ、別視点で物を見れるようにと、俺に外の会社で働かせ、修行させてきたのだ。

 

俺は、東京の店でも、この間まで働いていた会社でも、上からの無理なノルマや、納得しがたい指導を受けてきた。

【2】の冒頭でも記述したが、2年間勤めた会社では、新人アルバイト、パートの方たちの指導や仕事の割り振りなどもしていた。

勿論、俺は完璧な人間では無いので、指導も完璧ではなかったとは思うが、やってきたなりの自負がある。

だからこそ、今回の父親の、従業員の事情を考えていない怒りには反論してしまった。

 

そうして起こった喧嘩。本来は、従業員への指導の仕方が主軸になって議論すべきだったのに、話はあらぬ方向へ行ってしまった。

 

俺が反論した後、父は「そんな事言われるんだったらもう引退するわ!」だとか「こっちだってストレス溜まるんだ!そんなこと言うんだったらもう出ていけ!」と言い出し、怒りの矛先が俺に向かったのだ。

 

こうなると父は止まらない。

もはや最初の論点はどっかに行ってしまって、抱えていた俺のパートナーへの怒りをぶちまけてきた。

「子供も産めない女連れてきやがって」

「家で仕事してるなんて腹が立つ、忙しい時は店頭にたって接客ぐらいしろ」

精神疾患も演技なんだろ、そうやって給付金貰うような奴なんだろ」

「あんな脅迫みたいな文章送ってきやがって」

「あんな女と結婚したら会社の金がむしり取られるぞ」

等等…これだけでもすごいが、ここには載せられないようなことも言ってきた。

SNS活動やWeb予約の活発化が売上向上に繋がっていたのに、それは完全に無視だ。

 

俺に対しても

「お前はあの女の言いなりなんだろ」

「お前はあの女に洗脳されているんだ、優しいから付け込まれたんだ」

「今の彼女がもしもっと自慢できるような彼女だったら、もっといい女、かわいい彼女だったら 、お前も子供が欲しくなるはずだ」

「同業種の女と結婚して、店を盛り上げてくれるのが理想だったのに」

「恋愛経験が少ないからあんな女に捕まるんだ」

「お前が幸せになるために言っている」

「お前も抗鬱剤飲む(※注2)のをやめろ、鬱は感染するって言ってたぞ」

等と、俺の考え、人生を踏みにじるような事を言ってきた。

 

そして

「もっと自分に自信を持て、お前だったらもっといい女を捕まえられる」

 

この言葉に俺は、元々の論点を外れて突っかかってしまった。

自己肯定感が低いのは誰のせいだと思っているんだ…?と。

そこからはもう、俺のお気持ち表明が始まってしまった。

「俺の自己肯定感が低いのは今の彼女と付き合ってから始まったことじゃない」と俺が言うと

両親は「東京のブラック企業で酷い扱いされたからか!?」と言ってきた。

もう全然分かっていない。

俺はさらに反論して「俺が小さい頃からだよ。家庭内でやれあの従業員がバカだとか、働きが悪いとか言ったり、県外で仕事していたお兄ちゃんが激務で心身共にボロボロになって辞職して、実家に戻ってきた時に「穀潰し」とか言ってさらに追い詰めたりして、俺も陰で何言われているか分かったものじゃないと思っていた」と。

続けて「俺は大したことしていないのに、怒られていない。お兄ちゃん達はもっと怒られていたのに(※注3)。俺は会社の跡継ぎだから、不当に良い評価を親はしているんだと感じていた」

「1番上のお兄ちゃんと、両親のどっちかがリビングで話しているのを寝室でたまたま聞いてしまったこともあったよ。まだ俺が小さくて、稼いでいかないといけないのがしんどいって親が言っていたのを。それに対してお兄ちゃんは貴方たちが産んだのだから、頑張らないといけないでしょって言っていたのも。それを聞いて『ああ、俺はこの家にとって重荷なんだ』って思ったんだ。それからずっと、俺は生まれてこなきゃ良かったのかって考えていた。」

そんなことを俺は言った。

 

そうすると両親は必死に否定してきた。

「お前は本当に手がかからず良い子だった」

「イタズラもしたことがあったけど、かわいいものだった」

「みんなから可愛がられて育てられた」

「感謝してるから、強く言ってこなかった」

などと。

 

今更そんな言葉重ねられても、全く響かなかった。

「それは今俺が労働力として貴重だからでしょ?」

「将来会社を継いでくれるから、他の兄弟より甘くしたんでしょ?」と反論したら、

「それは違う」「本当にお前はいい子だったからだ」

「お前は誤解している」とか言ってきた。

 

誤解している?可愛がって育ていたつもりだった?

だったら小さい子供の前で、他の人や、兄弟の悪口を言っていいのか?

他人への悪口と自分への悪口を完全に切り分けられるほど、俺は精巧な脳をしていない。

そう俺が言っても、親たちは理解しない。

俺の自己肯定感の低さが、自分たち親にあると認めもしない。

そもそも、俺への愛情がどうであろうが、すぐ怒り散らす父親が人間として尊敬できるものでは無い。

 

そんな感じで話は平行線になり、結局父は

「あの女とどうしても一緒にいたいなら会社から出ていけ」と言うので、その日の最低限の仕事はして、俺はそのまま家に帰った。

ボロボロになった俺の自己肯定感を、2年以上かけて引き上げてくれたのは他でもない今のパートナーなのだ。

パートナーと生活する前の俺だったら、父親と喧嘩する状況になったら、喋っているうちに、涙で顔がぐしゃぐしゃになって過呼吸になっていただろう。

そうではなく、自分に抱えていたものを喋れたのだ。

論点がズレてしまって、お気持ち表明になってしまったのは悪手だったが、今回の件で噴出しなくても、どこかしらで俺と父親の対立は生まれていたと思う。

仮に、俺がここで父の言う通り今のパートナーを捨てて、後に別のパートナーを見つけても、絶対に後悔する。

取り返しのつかない心の傷を負うだろう。

そこまで考えて、親は発言していない…

 

そんなこんなで、俺は今転職を考えている。

母親は何とか仲を取り持って、俺を会社に戻したがっている。

父親は意地になって俺に何も連絡をとってこない。

パートナーにも洗いざらい話したが、俺の転職に賛成している。

そもそもパートナーは、俺と実家に戻る以前に、俺が父親にトラウマや恐怖を抱えていることを話したら、「実家に戻らない方がいいんじゃない?」と言っていた。

俺が「実家に戻った方が、他の職場で雇われているより自分のやりたい事や作りたいものを実現できるから」と説得して一緒に来てもらったのだ。

パートナーが俺の事を洗脳して会社の金をむしり取る気があるなんてちゃんちゃらおかしい。

 

母親の仲介で、近日中に俺とパートナーと父親の3人で話し合いがあるかもしれないが、とりあえず現状はこんな感じだ。

 

ここまで読んでくださった方はありがとうございました。

続報があったら、またブログかXに投稿するかも知れません。 それでは、また。

2023.10/19(木)

 

 

※注1 :怒りに正当性がないと思った理由

・ミスをした従業員はまだ入社して2週間も経っていない新人である

・しかも日本語がカタコトの、外国人の技能実習生である

・そもそもそのミスは大したミスではなく、しかも会社内で父親しかミスだと思っていない

・普段、父はその仕事には関わっていないから、その仕事の要領をわかっている訳では無い

・父は、常識的に考えればわかるというが、仕事自体が特殊な仕事なので、新人にその常識がわかる訳が無い

・父親曰く「俺がこういう風にやれと教えたのにそれが実践できていない」というが、新人の、しかも日本語が母国語ではない外国人が一発で理解出来ると思っている方がおかしい

 

※注2 :東京のブラック企業に勤めていた頃から、寝ようとするとネガティブなことばかり考えてしまい中々寝付けない、説教されていると胃の辺りが痛くて熱くなる、部屋を片付ける気力もなくゴミ屋敷になる、休日は無気力…などの鬱的な症状は出ていたが、治療はしていなかった。

一度症状は落ち着いていたが、今年の7月末まで働いていた会社で働き始めた頃から再発。

パートナーの存在で緩和されたのか、以前ほど症状は多くなかったが、胃痛の症状が酷く、痛みで夜中起きてしまう程だった。

パートナーが精神科に通っていたこともあり、勧められて自分も1年半くらい前から治療のために精神科に通いだした。

軽めの抗鬱剤を就寝前に1錠飲んでいて、それ以降ストレス性の胃痛による睡眠障害は無く、安定して眠れている。

 

※注3 :1番上に10歳ほど離れている兄、2番目に6歳ほど離れている姉がいる。

自分は3人兄弟の末っ子である。

歳が離れている兄弟ゆえ、兄姉が怒られているのを横で見ていた。

兄姉が大学進学などで実家を離れた後に、兄姉へ愚痴悪口陰口を両親が言っていたのを直接聞いていた。

それらが影響して、自分でも気づかない内に自分の意見を飲み込んで、なるべく親に怒られないよう行動する「手がかからない良い子」として出来上がったのが俺だ。