今まで自分が作った遊戯王のデッキを振り返ってみる

Twitterを眺めていると遊戯王OCG公式の下のツイートが目に入りました

このハッシュタグを使ってツイートしたいなと考えたのですが意外と今まで組んだデッキを思い返してみても悪魔族のモンスターで愛用していたカードってないなと思ったのです。

もちろんクリッターやクリバンデットなど汎用性の高いモンスターを使ったことは無くはないのですが愛用してたかと言うとちょっと違うなと。

そこでわたしは自分が今まで組んできたデッキって果たしてどんなものだったのか、今持っているデッキは除外して私が一時期遊戯王を引退していたより前のデッキまでを覚えているうちにまとめてみたいなと思い至ったのです。

 

寄せ集めデッキ

私が遊戯王を始めたのは友達に誘われたのがきっかけで、はっきりとは覚えていないですが小学校4年生から5年生の間くらいだったと思います。

最初のデッキは友達の余ったカードと歳の離れた兄が昔使ってて家に残ってたカードとで合わせて作った記憶があります。

ベタにブラック・マジシャンとかデーモンの召喚とかが入っていて、殴り合う実に小学生らしいデッキでした。

余り物のカードで作ったデッキだったのでやはり勝率は芳しくなかったのですが、互いにギリギリのライフポイントという所でマイン・ゴーレムを引いて伏せて相手がこいつを戦闘破壊すれば勝てる!とめちゃくちゃドキドキしたのを覚えています。


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もらったE・HEROデッキ

その後あまりに弱い自分を哀れんでくれたのかそのデッキに飽きてたのかプレイヤー人口を減らしたくなかったのか解りませんが友達がE・HEROのデッキをくれたのです。

まだエアーマン居なくて洗練されたデッキではなかったですがそれでも1個目のデッキよりは遥かに動かしやすかったです。

レイマンで時間稼ぎしつつ、融合してサンダー・ジャイアントを出すのが良いパターンでした。

除去魔法なんて地割れくらいしか持っていなかった私にとっては除去も戦闘もこなしてくれる切り札でした。


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炎属性デッキ

その後、やはり自分自身でデッキをもう一度組んでみたくなり、当時リサイクルショップでよく買っていた100枚入500円とかのいわゆるオリパで何故か多く引いていた炎属性モンスターを中心としたデッキを組みました。

とはいってもヴォルカニックの様な確立されたテーマではなく原始的なもので、プロミネンスドラゴンやバック・ファイアでバーンダメージを与えたり、リトル・キメラで強化したバーニングソルジャー、ファイアー・ウイング・ペガサスやビッグバンドラゴンで殴るデッキでした。

シナジーも何も薄いものであまり強くはなかったですが…好きなデッキではありました。


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城之内くんデッキ

炎属性デッキを組んだとほぼ同じ時期にアニマックスで遊戯王DMが放送され始めて、城之内くんに憧れを抱いた私は城之内くんの使ったカードを寄せ集めたいわばファンデッキを組みました。

スケープゴートは壁として優秀で、マジックアーム・シールドは時に相手の意表を突いて逆転のカードになる時もありました。

サイコ・ショッカーやパンサーウォリアーも簡単に出せる高打点モンスターとして活躍してくれました。

真紅眼の黒竜やインセクト女王は重くて出しづらくあまり活躍できませんでしたね。


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あまのじゃくの呪い

小学生6年生になるとPSPWiFiを介して遊戯王wikiを読み漁る様になり、面白いカードを探したりするようになりました。

その中で見つけたのがあまのじゃくの呪いでした。


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デメリットをメリットに変えてくれるこのカードを見つけてコンボを思いついた時は胸が踊りました。

以前から持っていた流星の弓シールと閃光の双剣トライスという装備魔法付随効果は魅力的ですがダウン効果が足を引っ張っていて、秒殺の暗殺者というモンスターは自分の手札の数×400ポイントダウンするという厳しいデメリットを持っていたため使っていなかったのですが、このあまのじゃくの呪いを使えば超強力カードに化けると思いシールとトライスを攻撃力2500以上のモンスターや秒殺の暗殺者に付けてあまのじゃくの呪い使えばワンキルも狙える!と考えたのです。

今まで使ってきたデッキはシナジーなどほぼ度外視のようなデッキでしたのでこんな今思えばチンケなコンボでもアニメの遊戯のようにコンボで相手を倒せたらどれほど楽しいだろうかと思い描きました。

まあ実際組んでみるとそんな必要枚数の多いコンボは中々決まらないものですが、逆に言えばシールとトライスと秒殺の暗殺者とあまのじゃくの呪い以外は好きに組めたのでダークジェロイドの効果をあまのじゃくの呪いがある時とそうでない時とで使い分けたり、黄泉へ渡る船やニュードリアで相手のモンスターを破壊しつつ時間を稼いだりと今までからすれば戦術的な戦い方をするようになりました。

 

古代の機械ストラク

中学生になり、お小遣いも増えたので安いオリパから段々新品のパックも買うようになり。何か買って確実に組めるデッキはないかなーと遊戯王wikiを相変わらず漁っていると古代の機械のストラクチャーデッキがあることを知り、情報を得た時にはもう大分前に発売されたデッキだったのですが田舎なのでまだ全然残っており、3箱買って組みました。


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ガジェットと血の代償や古代の機械城で上級古代の機械を簡単に出せて攻撃力で圧倒できるのはとても楽しかったです。

また、当時は魔法の筒や炸裂装甲、聖なるバリア-ミラーフォースなどの攻撃反応系のカードが周りで誰しもが入れていたのでそれらを無視できるのも快感でした。

この古代の機械デッキは後に歯車街で強化されたこともあってまぁまぁ長く使っていくこととなります。

 

ネオスビート

古代の機械デッキをメインに使ってるのと併用して、タッグフォース3でよく使っていたネオスデッキも組みました。タッグフォース内ではプリズマーも使っていましたが現実では当時はめちゃくちゃな値段がついてて(地元のショップでは7000円とか?)とても買えませんでしたが、エアーマン制限カードにもなり環境にもあんまいなくなったとかで1000円ぐらいで売っていたのでがんばって買いましたね。リビングデッドの呼び声が確か禁止カードだったので正統なる血統やO-オーバーソウルでデッキのエースモンスターを出しまくれるのが他のデッキにない強みでした。当時はブレイズマン等の便利な墓地落としもなかったのでおろかな埋葬とヒーローマスクでやりくりしてたと思います。聖なるバリア-ミラーフォースも制限カードだったので 、3積みできるジャスティスブレイクがとても心強かったです。



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このデッキも古代の機械と同じくそこそこ長く使ってました。デュエルターミナルでラス・オブ・ネオスが出てヒーローマスクの役割が増えたり、プリズマーがゴールドパックで待望の再録を果たしたことでよりネオスを墓地に落としやすくなったりと色々と強化がありました。

 

シンクロンとの出会い

周りでも次第にシンクロモンスターが使われ始め、私もクレボンスやダーク・リゾネーターで時間を稼ぎつつガイアナイトやゴヨウ・ガーディアンを使ったデッキを少し使ったのですが友達がギガプラントや増草剤を使った植物シンクロや当時最強だったデミスボンバーを使い始め、自分もなにかシナジーを持ったシンクロデッキを組みたいと考え始めました。

そしてまた遊戯王wikiを読み漁っているとデュエリストパック-遊星編2-というパックがちょうど発売されていることを知り(田舎なのでテレ東が映らず遊戯王の情報は当時ほぼ遊戯王wikiから仕入れていた)、収録内容を見てみるとクイック・シンクロンとレベル・スティーラーというカードを見つけました。 


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クイック・シンクロンは手札からモンスターを捨てて特殊召喚できて、レベル・スティーラーは場のレベル5以上のモンスターのレベルを取って墓地から特殊召喚できる……このあまりの相性の良さに感動して当時アニメ5D'sも見ていなかったのですがシンクロンデッキを組みたくなりました。

スターターデッキやTHE DUELIST GENESISや遊星編1を買って少しづつ中学生のやれる範囲でデッキパーツを揃えていきました。

最初のうちは古代の機械デッキの方が強かったのですが主人公テーマだけあって段々とカードプールも充実していってシンクロが成熟していくにつれてシンクロンデッキも強くなっていきました。

やがてドッペル・ウォリアーの登場によりジャンクドッペルと呼ばれるようになったこのデッキは私が遊戯王を一時的に引退した時まで約6年間調整を重ねながら使い続けました。

色々と時期によって型は違いましたが最終的にはワンチャンスを掴みぶん回してクェーサーエクストリオを狙う型と、ワイバースターとコラプサーペント、クラウンブレードのギミックも入れて戦線維持やランク4による対応力に重点を置いた白黒ジャンドの2種類を組んでいました。

クェーサーエクストリオ型
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白黒ジャンド
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大体こんな感じだったかと…

 

 

エアーネオス

シンクロンはずっとメインデッキであり続けましたが、HEROデッキも十代が好きということもあっていくつか組み続けていました。

エアーネオスは上記のネオスビートがリビングデッドの呼び声や聖なるバリア-ミラーフォースの制限緩和などや周囲のカードパワーの増大によってただネオスを出し続けるだけではジリ貧になって勝てなくなって行ったのを受けてワンチャンスでも勝ちを目指しに行った型です。

エアーネオスは相手のライフポイントが自分よりおおい場合その差分だけ攻撃力をあげる効果を持っているので、光の護封壁などでライフ差を広げて一気に一撃でキメるデッキでした。

世界大会で活路エクゾが話題になったのを真似して活路への希望や成金ゴブリン、ギフトカードを積んだり、まだヒーローアライブもそこまで注目されていなかった時期に組んだので無理なく入れられました。

後に出た魂の一撃は相性抜群で、遊馬のデュエリストパックで出たカードですがエアーネオスの為に出たカードなんじゃないかと思うほどでした。

タッグフォース3で使っていたけどカード化しないだろうなと諦めていたミラクルコンタクトがカード化した時も嬉しかったですね。


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メタビート型ヒロビ

シンクロンやエアーネオスでワンキルを狙いに行った反動なのか、今度は真逆のちまちまアドを取っていって勝つデッキが組みたくなり、当時友達が使っていた甲虫装機に強く出れるヒロビを組みました。

アナザー・ネオスとデュアル・スパーク、ライオウと下級高打点で且つ相手の行動を阻害できるモンスター、そしてその2体に共通して使えるうえに奇襲性のあるオネスト。コンボらしいコンボもないためデッキスペースが空くので豊富に入れられる除去魔法罠や処理の難しいモンスターは属性HEROと超融合で処理できたりととても柔軟に戦えるデッキでプレイしててとても楽しかった記憶があります。


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ランク4ガジェット

ずっとシンクロンをメインで使っていたこともあり、エクシーズへ少し乗り遅れた私でしたが、ギアギガントXやキングレムリン等が出た頃にやっと古代の機械ストラクでそのまま余ってたのを使いランク4デッキを組みました。


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ガジェット通常召喚でチェーン1、手札のカゲトカゲ発動でチェーン2、そしてチェーン3でサモンチェーンを使って召喚権を増やしてランク4を並べる動きが好きでした。

また、血の代償がまだ制限カードでしたので、ガジェットと血の代償を引けばもう勝ちなんてこともありました。

当時のランク4はマエストロークやダイガスタ・エメラル、ガガガガンマン、 ショックルーラーが必須級のカードだったのが懐かしいですね。

特にガガガガンマンは3000までのモンスターは戦闘で処理できる上に800のバーンダメージが結構バカに出来ず、ライフポイント800以下はガンマンラインとよく呼ばれたものです。


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アライブヒロビ

H.Cエクスカリバーや機甲忍者ブレード・ハートが登場したことによってワンキル力も兼ね備えたヒロビで、ヒロビの魔法罠を豊富に積める利点ともあわさりかなり長い間環境に居座ったデッキでした。

私のメインデッキはあくまでシンクロンだったので大会に出るほどアライブヒロビには力を入れていませんでしたがそれでもランク4の力を得たヒロビは強かったです。

エクシーズ登場〜ランク4の発展まではロマンカード扱いだったバブルマンが特殊召喚効果を活かして活躍したのは面白い現象でしたね。
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また、ダークロウとシャドーミストの登場も衝撃的でした。

シンクロンデッキは墓地からの蘇生を多用するので暗黒界の瘴気等で除外には大変苦しめられたのですが、自分が除外を使う側になるとああも気持ちいいとは……

 

 

最終的に一時期引退した2015年のプトレノヴァインフィニティが大流行りしていた頃に使っていたデッキはこのアライブヒロビと白黒ジャンド、クェーサーエクストリオジャンドでした。。

上京してすぐの渋谷の小さい公認大会を最後に忙しくなったりしてプレイしなくなった上にその後ルール変更もあって既存のデッキでプレイすることもままならなくなり引退しました。

復帰したのは久しぶりに会った友達と秋葉原に行ってその場のノリでストラクのマスターリンクを3箱買ったことからなのですが、やはり遊戯王の引力は凄まじく今では再びどっぷりと浸かっています。

今持っているのはサンダー・ドラゴン、オノマトピア、ヒロビ、ブラック・マジシャン、ゴッドフェニックスギアフリード、スキドレハンドバルバです。

引退してた反動なのかめちゃくちゃデッキ作ってしまってる……

ルールが変わったら少しづつパーツを集め直してるシンクロンも組み直したいですね。

 

友達と呼べる人達も遊戯王を通して知り合ったり親交を深くしてる部分も少なくないので、私の人生において遊戯王は欠かせないものになっているのかもしれません。

これからもますます面白くなっていく遊戯王

どうか末永く続いてほしいです。